多くの人を魅了してきた木と木目
長い時間かけて培われてきた木目
木に刻まれる「木目」は、途方もない時間をかけて作られるものです。長い時間培われてきた模様になるため、たびたび「縁起物」として重宝されてきました。
歴史を振り返ると、木と日本人は古代時代から深く関係しています。もし古代の人々が木を使わなければ、日本の文化は今とは違った形になっていたことでしょう。
機能性抜群の「木」
一時期「木」無用なものとされたことがありました。耐久性に乏しいからと、鉄やコンクリートに押されたことも。しかしコンクリートの耐久年数は、わずか100年と言われています。海岸部であれば、50年がいいところでしょう。ところが、木の耐久年数は100年どころの騒ぎではありません。補修工事などの手が加わっているものの、1000年以上の耐久年数を誇っています。
木の良さは、耐久年数だけではありません。独特の風味も、魅力的です。独特の風味を生み出しているのが、木目です。事実として木目をフルに活かしたインテリアは数多く、中には7桁8桁の値段がついているものも。鉄などの人工物で出来たインテリアだったら、高く見積もっても6桁の値段が良いところでしょう。
ジュエリー業界も目をつけた木の魅力
木が持つ魅力は、ジュエリー業界も黙ってはいません。事実として、木目模様を取り入れた結婚指輪を扱っているブランドもあります。
2つ以上の違う素材を掛け合わせて作ることにより、木目を生み出しているのです。こうして生み出された木目は、あまりにも見事。シンプルなシルエットとなっていますが、木目の働きにより地味な印象はありません。
木目の結婚指輪は全て手作り
しかも木目が入っている結婚指輪は、全て職人による手作りです。機械で木目がついた結婚指輪を製造するのは、ほぼ不可能に近いことです。大変緻密な作業が必要となるため、機械でとなると限界があります。人の手にのみ許された、最高級品と言えるでしょう。
唯一のデメリットは、手作りになるために納期に時間がかかる点です。また他の結婚指輪と比べると、値段も割高に設定されていることぐらいでしょう。